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Vol.5

対談

第二回

ゲスト:
一般社団法人DNAマトリクスリサーチ代表 / 木村 恵美

Vol.5

対談

第二回

ゲスト:一般社団法人DNAマトリクスリサーチ代表 / 木村 恵美

Vol.5

ー きょうのエナジーフルネス対談、第2回目のゲストは一般社団法人DNAマトリクスリサーチ代表の木村恵美さんです。

そして、桑名さんは昨年の12月に新刊が出ましたね。タイトルは『すぐ開運 超潜在意識書き換えルーティン』。そこで今日は、この「潜在意識」と「DNA」に関係があるのかないのか、というあたりをお二人のお話を聞きながら、楽しくお話ししていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

まず最初に、そもそも我々がやっているこの「エナジーフルネス対談」というのは何かというのを簡単にご説明しますね。エナジーフルネスというと、エネルギーが満ち溢れてる人をイメージされ、そういう方をゲストにお呼びして対談するのかと思われがちですが、そういうことだけではないんです。人には色々なスキルや能力がありますけれども、それらも含めて自分の中で身体のバランス心のバランス、様々なバランスを上手に取りながら、人生も仕事も充実しながら成功している方をゲストにお呼びして、色々なお話を伺うというのがこの「エナジーフルネス対談」なんです。

DNA占い: 最古であり最先端の個性心理学

‎ Independently published

すぐ開運 超潜在意識書き換えルーティン 

WAVE出版

DNAで分けられる日本人、それは4つのタイプ

今日は初の女性のゲスト、木村恵美さんをお迎えすることができました。よろしくお願いします。

簡単に木村さんのプロフィールをご紹介します。石川県金沢市のお生まれです。そして、もうDNA解析、このお仕事をやられてもう20年?

木村 くらいですね。はい、15年以上です。

ー もう、DNAスペシャリストでいらっしゃいます。ご自身が大学生の時にイギリスに留学されて、そこでいろいろ体験されたことがベースにあって、DNA解析の方に進まれたと。

 

木村 はい、そうですね。

 

ー それが、現在の一般社団法人DNAマトリクスリサーチにつながっているんですね。実は、この対談の前に桑名さんもDNA診断を受けられたんですよね?そのお話はこの後じっくり伺いますね。今日ご著書『DNA占い』もお持ちでいただいていますが、そもそもDNAとはどういうことなんでしょうか?一般的におそらく最もポピュラーなのが、よくあるのが血液型占いですね、A型だからこうでしょ、B型だから...とか、よく言いますよね。でも、血液型占いって科学的に何の根拠もなくて、これを信じているのは、ほぼ日本人だけとよく言われていますよね。それとは違う形でこの『DNA』で、つまり我々が本来持っている遺伝子レベルのところから4つに人のタイプを分類されています。このあたりから簡単にわかりやすく、ご説明いただいていいですか?

木村 はい。DNAというものによって、人類がどういうふうに生まれて世界に拡散していったか、というのが解明されてきたんです。1987年に、アフリカで私たち人類が生まれどう世界に拡散したのかということがわかりました。解明に使用されたのはミトコンドリアDNAというものになります。DNAの中でもよく皆さんが想像するのは「核DNA」といってらせん状のものなんですがそのDNAではなく、お母さんから子供へ引き継がれる「ミトコンドリアDNA」というのがありまして、細胞の中にあるんですが、それを解析することで、母親のルーツを母の母の母っていう風にたどっていったところで、約20万年前のアフリカの一人の女性に行き着いたんですね。

それがわかることで、人類がどういうルートを通って、私たち日本人の祖先が日本にたどり着いたのかというのがかなりわかってきているんです。で、その中でやはり違うルートを通って別々に動いていたということもわかっています。昔なので、今のように人々はこう混ざり合うっていうことはなかったわけです。そういう個別のグループグループで動いていた中で獲得していった特性や性格だったり、さらに性格故に選んできたルートっていうのもあると思うんです。それは、例えば世界でアメリカ人とアフリカ人と日本人で全然性格違うよねっていうのは、皆さん結構容易に受け取れると思うんです。
では、何故その性格の差ができるのかというのは地域性もあるけれど、やはりそこにDNAの一つの偏りっていうものがあるんです。そういうものを絡めて見ていった時に、日本人の中でも4つの大きく分けたDNAのタイプがあって、それぞれに思考パターンとかコミュニケーションの仕方、そういうものが違うということがどんどん分かってきたんです。

で、私はそれがとても面白いので研究を続けてきたところ、だんだんこう精緻なものになってきたっていう感じです。

ー 面白いですね。何か我々の普通の考えですと、性格というのはある程度両親から受け継いだものをベースに、後はその後の育った環境とかで形成されて今の自分があるというのは多分皆さん感じられると思うんです。でも、実は両親の前、もっと前もっと前からいろんな経験値や様々なことで積み重ねられてきたものがある、ということなんですね。

 

木村 そうですね。
 

ー それが性格を作っていると?

木村 そうですね。性格も色々あると思うんですけど、このミトコンドリアの性質自体にエネルギーを生み出すといった性質があります。その中にあるDNAということで皆さんが持っている性格の中でも動機の部分、エンジン的な部分っていうのがこの「ミトコンドリアDNA」が持っている性質だというふうに思っていただけるといいかなと思います。もちろん、両親から「核DNA」は半分ずつもらうので、そういう見た目だったり、性格的な部分ももちろんあるんですけど、あとはおっしゃったように後天的なところですね。それは兄弟関係とか、そういうものももちろん影響はしてきたりはするんですけど、「ミトコンドリアDNA」は、大元のエンジン部分っていう風に考えていただけるといいと思います。

人の性格を形成するのは何十万年も受け継がれてきたDNA

自分のタイプを知ることが、仕事や人間関係に役立つ

ー では、その検査をされた桑名さん、結果を皆さんに公表しちゃって大丈夫ですか?その結果公表していただいて、ご自身の感想を含めてお願いします。

桑名 そのDNAが4つに分かれるそうで、大きく分けるとヨーロッパタイプとアジアタイプ、それと弥生タイプと縄文タイプとこの4つのマトリックスで、僕は「R」っていうヨーロッパ弥生のタイプでした。さきほどいろいろ診断してもらったんですけど、まあよく当たって丸裸で恥ずかしいぐらいで、本当にそんな感じでしたよね。
何かいいところも欠点も全部言われると、自分の取り扱いがよく分かるというか。これを周りの人にシェアしておけば、僕はこんな人だからごめんねという話もできるし。(笑)

周りの人のも知っててくれると、ああ、この人こうだからこういうコミュニケーションを取ろう、みたいなそんな使い方もできるなって思いました。すごく知ることが大事、自分の傾向知るってすごく大事なので、いい使い方ができるなというのは感じました。

 

ー 何かすごくここが当たってたとか、なるほどと思ったとか、ここに気を付けようと思われたポイントとかってありましたか?
 

桑名 気をつけようは、ありましたね。僕は情報伝達が苦手というか、自分が思っていること決めたことを周りの人にシェアするのが苦手なんです。だから、言っておいてくださいよ、みたいなコミュニケーションエラーがよくあるんですよね。今日はあれをするはずだったとか、あの人にあれやっておいたかなとか。仕事の部分でそれを言ってないことがすごく多くて、それは別に言わないでおいてやろうとかそんな悪意は一切ないし、それが仕事を遅らせるとかそんなことも思ってないんだけれども、そういうのが度々あるんですよ。それでちょっと注意されることが多いんですけどね、でも、あ〜「R」だとそういう傾向があるんだなというのはよく分かりました。
 

ー そういうことを知って、仕事だったり、人間関係だったり、それに依存するのではなくて、それを知ってどうするのがより良くなるか、というのを考えるヒントにはすごくいいですね。

桑名 はい、そうですね、本当に。

DNAのタイプでわかる行動パターン

ー 実際、桑名さんは「R」でしたけど、いかがですか?木村さんからご覧になって。

木村 そうですね、やっぱりお会いした時から、こっちが緊張しないっていうのが相手を緊張させないってのは「R」の一つの特徴だったりするんです。全く緊張をさせないで、お話もすごくご自身の事をたくさん話してくださったりっていうところで、本当に「R」らしい方だなと思います。
あと、先ほどお話を聞いていて、一人になりたい籠る時に、あえて人がいるバーとかに行って、そこで一人で籠るというのがとても「R」らしいなと。
このちょっと上の2つですね。(図参照)「R」と「D」で弥生タイプっていう風になるんですけど、この2つのタイプは集団の中にいるってことにあまり抵抗がないんです。下の方2つ縄文タイプ「N」と「M」のタイプだと、籠るというと本気で家の中で一人で籠るっていうことを意味するんですけど、桑名さんの場合は、ちょっと籠るの使い方が弥生だなと思います。

桑名 そうですね、動的引き籠り。(笑)

木村 そうですね、名前があるんですよね。(笑)

そういう弥生らしさというか、「R」らしさっていうのをとても感じましたね。

 

ー 面白いですね〜。そしてまた、縄文タイプの弥生タイプっていうのがあるんですね?

 

木村 はい、そうですね。分け方としたら、さきほど桑名さんに言っていただいたヨーロッパタイプとアジアタイプっていう分け方と、あと上の2つですね、弥生タイプ、縄文タイプという分け方です。(図参照)
アジア、ヨーロッパ地域というところで、どこに多く分布しているかっていうことなんですけれども、桑名さんのヨーロッパタイプっていうのはヨーロッパで主流で、欧米人にとても多いんです。例えばイギリスだと「R」っていうタイプは90%以上を占めるようです。なので、日本人よりも例えばイギリスの方に遺伝子的には近い方が多かったりっていうことがあります。
弥生と縄文っていうところではより古い遺伝子ですね、古くに生まれてきたのがこの縄文タイプで、新しいのはこの弥生っていうことになりますので、こちらはどちらかというと農耕文明で広がったタイプなので、集団が得意なタイプなんです。で、この縄文の方がずっと狩猟採集をしてきたタイプなので、どちらかというと単独行動が得意とか、そういう違いみたいなのがあります。

 

桑名 うーん、面白いですよねー。

 

セルフイメージと本当の自分は違うかもしれない

ー こちらのご著書では、『DNA占い』ってなってますけど、桑名さんはDNAを採取して検査をされたんですよね。

桑名 はい、そうです、口の内側の粘膜を採取して。

 

ー その方がもちろん精度がいいということですよね?

 

木村 はい、そうですね。占いっていうのは入り口というか、DNAって何が分かるのかなということを知ってもらうという目的と、あと自分自身が持ってるセルフイメージですね、これがどういうものなのかっていうものをご自身で確認していただくっていう目的なんです。なので、実は、このDNA占いと実際の検査では、結果というのは殆ど一致しないことも多いんです。
なぜかというと、DNA占いでは自分で14個の質問に答えるんですけど、この場合聞かれた質問に対して自分ってこういう人間だなと思いながら答えますよね。なので、自分が思い描いている理想的な自分だったり、そのセルフイメージっていうのは親のプレッシャーとか周りの目とかでもちょっと変わってくると思うんです。ちょっと歪められたものというか、自分像っていうのが浮かび上がり易いですね。


一方、DNA検査の方は科学的にDNAを採取して調べるので、実際にどのタイプかっていうのがはっきり分かるということなんです。

過去の記憶もDNAタイプを知ることで、プラスに

ー 人との接し方やコミュニケーションとかが、ちょっと変わる部分ってありますよね。
今回、『潜在意識超書き換えルーティン』という本が出版になって、そこで桑名さんが言っておられるのが潜在意識は書き変わらないと、ただいかにいい記憶、プラスの記憶を増やすか、それによって潜在意識にあるプラスの記憶が出やすくなって、より人生が幸せになっていくということなんですね。なので、そこですぐ開運、ということになっているわけですね。
そこで、記憶に関するアンケートを実は取ったんですね。皆さん、過去の記憶ってどうなんだろうっていうところで、「あなたにとって過去の記憶とは?」という質問では、「良い影響も悪い影響も与えることがある」というのが一番多かったんですね。この次が「左右されない」、一番少ないのが「どちらかというと悪い影響」という結果があって、この過去の記憶っていう部分で言うと、何か木村さんの方でDNAのタイプで絡めて何かコメントいただけます?

木村 過去の記憶っていう意味では、やっぱり実は「R」の方が一番向きやすい時間ていうのが過去なんですよね。例えば「M」、このクマさんですね。この方達はどちらかというと未来志向で、悪い過去っていうのはもう早く忘れたいし、覚えてるとしてもいいと過去だけ覚えてたいっていうタイプで、でも常に未来を見てるっていうタイプになるんです。例えば私の「D」だったら、今っていうものにフォーカスするっていう特徴があります。
「N]のタイプというのは、結構時間を俯瞰して見るタイプなので、過去にこういうことがあったから、未来にこういうリスクヘッジをしようというように、過去から未来につなぐっていうタイプだったりするんです。桑名さんの「R」っていうのはめちゃくちゃ過去のことを覚えてるタイプなんですが、記憶っていう点で、数字だったり、モノの名前や地名とかっていうのはすごく記憶しやすいタイプにはなりますね。

ー 何かそのタイプによって悪い記憶を良い記憶に書き換えるやり方みたいなのが、ちょっとタイプ別に何かできたら面白いなって思いました。

桑名 うん、そうですよね。僕はこの本でも書いてるんですけども、潜在意識に入っているネガティブな記憶にくっ付いている感情をクリアにするワークっていうのをやってるんですね。このワークはあるきっかけがあって生まれたんです。
元々セミナー業界では(僕はもう10何年もいますが)、昔はやっぱりイケイケでYES!、YES!、を連呼するようなものが多かったんですよね。そういうセミナーって欧米から入ってきたのが多かったんですよ。でも、それを取り入れてもうまくいかない人が多いので、どうしてかを見ていったんです。で、気づいたのは、このDNAの分け方とは別なんですが、気質として日本人って何か昔のものを守っていくっていうのに長けた気質があるから、過去が気になるんだということです。そこで、過去の記憶をクリアにするというワークを取り入れ出したんですよ。
何か、ちょっと分け方は違うんですけど、そういう部分も面白いな、と記憶ということでは感じますね。

木村 クリアにするっていうのは、整理してあげるっていうみたいなことですよね?

桑名 そうですね。はい。

ー そんな過去の記憶で、「今のあなたに影響を与えていること」っていうのを聞いた時に一番多かったのは「失敗に対する考え方」で、そのほぼ同数で「人との接し方と人間関係」。これがやっぱり過去の色んなことが今に凄く影響を与えていると。その次が「自分との向き合い方」、自分を見つめ直すっていう感じなんですかね。なので、過去の記憶でうまくいった人間関係とか、ちょっとトラブってしまった人間関係とかを、何とか今それを題材にしながら修正できる人は修正するし、そこをプラスの記憶に書き換えようっていう努力をすることで肯定していくっていうところはあると思うんですね。
その辺をこうDNA的に見ると、無茶振りですが、どうでしょう?(笑)

木村 そうですね。でもその過去の捉え方って凄くあるなと思っています。
例えば「失敗に対する考え方」というところで、私の「D」には同じ失敗をしたくないっていう考え方があるので、何か起きた時に必ず原因をすごく追求するタイプなんですね。だから日本で40%と一番多いんですね、なのでそういう何か悪いことが起きた時に、それを次に生かしたいっていうのが考え方としてあるので、そういう方がもしかして多いのかなと今思いました。それぞれのタイプで、桑名さんのような「R」の方っていうのは、わりと思い出とかを大事にしたりっていうのもあります。

桑名 あ、なんかそれ素敵ですね。(笑)

木村 物とかをこう大事に持っていたり、そういう考え方だったりしますね。
できれば消してしまいたいって思うのはどっちかというと「M」の方なので、悪い思い出は消してしまいたいっていうタイプ。でわりとずっとネガティブな記憶を覚えてるのはこの「N」のタイプなんです。(図参照)  この人たちは一番古いDNAでもあるんですね。新大陸に一番最初に行ったのはこの「N」のタイプなんですよ。なので、とても冒険家でもあるんですけど、その分危険な目にもいっぱいあってるタイプなので、リスクを負った記憶が刻まれてるんですよ、DNAに。なので、凄く慎重なタイプでもあり、冒険家でもあるんですけど、慎重だし、リスクヘッジっていうところは凄く長けてる人達なので、そういう記憶の入り方みたいなのはタイプによって色々あるので、それぞれ桑名さんのその潜在意識っていうところを自分のタイプによって生かしていけるのかなとは思いますね。

潜在意識とDNAは関係があった⁉️

桑名 記憶っていう話で言うと、DNAの型って人類がアフリカから色んな場所に行く中で陸路で行くのか、海から行くのかとか、一人で行くのか、集団で行くのかというような様々な経験則の中で獲得していった傾向じゃないですか。この傾向って多分色んな出来事の中の記憶だと思うんですね。
ここは多分絶対書き変わらないし、何かそれぞれの人のひな型みたいな設計図みたいな、僕にはそんな感覚があるので、ここの部分は変わらないと。だから性格は変わらないですよ、っこともよく言うんです。性格は変わらないので、自分の駄目な部分とかも受け入れることが大事で、その受け入れた上でじゃあどう生きよう、ということをしっかり自分で考えていくことが必要だと思ってるんです。
ここで言っている記憶というのは、そのひな型の上で経験した自分の記憶というイメージなので、ここの部分には今からでもネガティブな記憶の影響を下げてポジティブな記憶を入れ込んでいくことができますよね。なので、このDNAの古い記憶は変わらないから、自分のひな型のようなDNAの傾向を知って、その上で自分自身がいい現実いい記憶を作っていくということをしたらいいかな、というのを診断を受けてと思いました。(笑)これは古い人類

の、何か集合無意識のような、そこに入っているものなんだなというのを感じましたね。

木村 そうです。私もすごく共感したのがやっぱり性質って表裏一体だと私も思ってるので、いいところも見方を変えると悪いけど、悪いところも見方を変えるとやっぱりいい性質だったりするので、それをいかにこういい性質を引き出してあげるかっていうのが一つのDNAの生かしてもらえる型だと思っているので、そこは凄い共通してるなという風に思いました。

伝え方、伝わり方もタイプによって違う

ー お二人とも、こう目に見えない部分にアクセスしてでアドバイスすることをお仕事にされてると思うんですね。わりと今世の中皆さんすぐ結果を求めたい人が多くて、これさえあればすぐこうなれるとか、ビジネス系もそういうノウハウの本もすごく多いですよね。
もしかしたら、これはDNAによるのかもしれないんですけど、長い期間ルーティンができないからすぐ結果が欲しい、これとこれさえあればいい、みたいなすごく分かりやすいことを求めている人が多いと思うんです。
一方で、そこだけではやっぱり答えが出ないとか解決できないことも多ので、自分の本質を知るとか、もう本当に普段分からない潜在意識の部分をちょっと意識して発言行動を変えてみるとかっていうことがすごく大事だと思うんですけど、その辺の伝え方っていうのがとても難しいなとも感じてるんです。
一歩間違うと占いでしょってように思われてしまいそうですし、一歩間違うとちょっと何かそれスピリチュアルっぽくてと思われて誤解されがちな部分がすごくあると思っています。木村さんのプロフィールで拝見したのは、夢はDNAマトリクス診断が血液占いぐらいメジャーになること、という風におっしゃってます。また、世の中でマインドフルネスとか瞑想で心の平穏、生産性を上げるなどと言われているように、やっぱり目に見えない部分の自分の心とか、脳の状態を良くするっていう意味で桑名さんがエナジーフルネスとか、そういう活動をされている部分はすごくあると思うんですけれども、なかなかそれがうまく伝わっていかないように感じています。お二人ご自身、伝えるために気をつけておられること、血液型占いを超えるためにこんな風なことをしていこうと思っているとか、こんなこと伝えたいとかっていうのがあれば、是非お聞きしたいなと思うんですけど、どうですか。

 

桑名 僕はもともと研究、理系の人間だったので、そういうエッセンスは入れて言うようにはしています。あとは、みんなのあるあるを言うようにはしますね。こういう時あるでしょうみたいな。それって潜在意識で無意識的にやっちゃったと意識していい言葉を使おうとしているけど、ふとした時にクソって言っちゃっていない?みたいな。それって潜在意識ですよとか、そういうところから入るようにはしてます。だから、皆さんの日常に入るというか。
今日改めて思ったのが「D」と「R」で60%だとすると、残り4割の人に伝え損ねてるなと思ったんですよ。ますよ。単そうですね。そうしたら、その傾向を知ることで残り4割の人に伝わる言葉とか言い回しがあるなとも思ったので、そういうところは残りの2つの「N」「M」の傾向を知った上で色々発信すると、もっと伝わるのかなというのは今日は思いました。

木村 うんうん、なるほど。私の場合、やっぱり占いって言うと、科学的なはずのDNAなのに占い?っていうところでまず一つちょっと注目はしてもらえると思うんです。ただ、そのDNA占いとDNAの実際の検査ってここが違うというここ2つを伝えないと意味がないんです。DNA占いっていうのは自分のことを見つめるっていう第1歩として捉えてるんですけど、それが実際のタイプではないので、やはりDNAっていう科学的なものを使ってしっかりと自分のタイプを見た時に、ここに絶対にギャップが生まれるんですね。

先ほど、占いの結果と実際の検査結果はあまり一致しないとお話ししました。25%ぐらいの一致度なんですね。なぜかというと、自分が持っている自分像とか理想像と、実際に自分がこう伸ばせるところっていうのが違うからなんです。せっかく自分の傾向性っていうのがあるので、そこに合わせてそれを伸ばした方が絶対に成功すると思うんですよ。なので、やっぱり客観的な自分っていうものを一回騙されたと思って受けてみてください、とお薦めしています。というのも、実際に自分は例えばマルチタスクだと思ってた人が、もう騙されたと思ってシングルタスクでやってみたところを全然仕事の効率上がったとか、そういう風に言っていただくこととかもあるわけです。自分が信じてる自分が得意だいうことではない客観的で科学的なもの、1度調べたら変わらないDNAの結果というのをちょっと取り入れてもらうと、それはすごく生かせるものじゃないかなと思っております。

 

ー そうですね。お二人とも理系、桑名さんは化学の研究をやっておられたっていうのと、木村さんは人間の本質を司っているDNAの研究をされてるという極めて科学的なところがすごくそこのベースにあるということが、お二人のやってる活動も含めて信頼感に繋がっているのかなっていうのは、やっぱり感じますね。

 

桑名 僕、DNA占いという言い方は、なんかもったいないような感じがするんですよ。実際検査をしてもらって診断もしてもらいましたけど、占いってなると何て言うのかな、もったいないというか、そのレベルではなく絶対診断でしっかり見た方がいいな、って思いましたよ。あとは、自分のスタッフ達のもちょっと見てほしい。(笑)

 

木村 コミュニケーションスタイル変わりますよね。

 

桑名 やはり相互理解って円滑に生きていく上ではすごく大事だと思うので、自分のモードでしか話せないですし、仕事もできないので、そういう意味でチームビルディングみたいな、そういうことにもすごく役立つなというのは思いました。
 

木村 そうですね。実際に結構企業さんとかでやっていただくと、本当に偏りがあったり、逆にこの業種はこれが得意。このタイプは得意なんだなとかが分かったり、あとは仕事の振り方とかもウチもスタッフがいるんですけど、そのタイプによって全然変えてたりするので、やっぱりやりたいことで結果を出せるタイプと、確実に自分の責任と思ってくれるとやり遂げるタイプとか、本当にそれぞれ違うので、マネジメントにはすごく有効かなと。

 

桑名 確かに。その通りですね。

 

ー 闇雲に、なんでお前はできないんだ!と言っても、だってできないんです!、というそこがある訳ですね。(笑)

 

桑名 何でできないんだ、という言葉の伝え方も違うんですね?きっと。

 

木村 そうですね。そのやっぱり頭ごなしに否定だけされちゃうと、どんどんどんどん悪化していくタイプとか、逆に褒められると、逆に調子崩すタイプとか、それぞれですね。私は調子崩すタイプなんですけど、桑名さんの「R」の方は褒められて伸びるタイプ、というのがあるんです。
だから本当に潜在意識ってレベルのことですしDNAも先ほどおっしゃったようにひな型という意味でもそうなので、そこをうまく生かしていくっていうところでは、すごくDNAと潜在意識の書き換えというのは相性がいいのかなと思いました、今日お話しさせていただいて。

 

桑名 うん、確かにそうですね。自分を知るっていう部分ではすごくいいし、一番の根幹ですよね。

 

木村 そうですね。方向性がどっちを見ていいかっていうのが、明確になるので。

 

桑名 すごく思いましたね。ちょっとスタッフの分も是非お願いします。で、後で僕にこっそりとアドバイスもらえたら助かりますね。(笑)

木村 恵美(きむら えみ)

一般社団法人DNAマトリクスリサーチ代表

2000年以降、DNA解析による人類のルーツ解明が進むにつれて、日本人のDNAタイプは大きく4つに分けられることを知る。さらに、それぞれのDNAタイプに特徴的な性格・特性があることを発見。対人関係の悩みであるコミュニケーション・ギャップは、DNAタイプの違いからきていると考え、DNAタイプから性格や特性を診断できる『DNAマトリクス®診断』を開発し、研究を進めている。

「ほっぺたの内側をなでるだけで、あなたのことがわかる」をキーワードに1000人以上を診断。『DNAマトリクス®診断』は、人間関係の改善から社内マネジメントにまで幅広く活用されはじめている。

大学時代に英国へ留学。アジア人差別や異文化の壁にぶち当たったとき、欧米の文化に馴染めない自分を責め、自己否定のどつぼにハマる。帰国から2年後、DNA検査で自分のルーツが分かることを知りすぐに検査。自分が日本で最もメジャーなアジア系DNAタイプだと分かったことで、英国で苦しんだ悩みの原因も解明されてスッキリ。

その後、『DNAマトリクス®診断』を子どもの学習に取り入れながら、15年間ナニーに従事。その間にも多くの方に『DNAマトリクス®診断』を提供しながら研究・活動を続けている。

夢は『DNAマトリクス®診断』が、血液型占いくらいメジャーになること。

趣味は、出会った人のDNAタイプを予想すること。最近はまっているのはKevin’s English Roomと早歩きの散歩。

https://dnamatrix.jp/

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潜在意識ルーティン✖️DNA

ー DNAをベースにして、潜在意識書き換えのルーティン、お清めのメソッドであったり、あなたのタイプはこういうことをこんな感じで続けるのがいいとか、あなたはしっかりこういう場所でルーティンやった方がいいよ、というようなことを今後何か一緒にできたら面白そうですね。

 

木村 そうですね、面白そうですね。

 

桑名 目標を決めれば動ける人と、そうではなくもうワクワクが大事な人とかに分かれますよね?

 

木村 分かれますね。その目標がプレッシャーになるようなタイプもいれば、常に目標を立てて走りたいタイプがいたり、それぞれのタイプによって違いますね。

 

桑名 なるほど、やり方は人それぞれ違うに対して、DNAそれぞれな感じがしますね。

 

木村 はい、そうですね。

 

ー はい、そうすると、またより的確なアドバイスとかお話がができるようになるかもしれませんよね。
それぜひこの仕組みですね。視聴者読者の皆さんもお二人のかけあわせ、すごく期待していただけると思いますので、是非お願いします。今日はありがとうございました。

 

桑名・木村 はい。そうですね。是非、検討していきたいと思います。ありがとうございました。

本当の自分の特性を知って、それを強みに
 

ー その検査の結果で、木村さんは単にこういう結果でしたよ、ということをお伝えしながら、その方のお仕事とか人間関係のことだとか、何かそういうことのアドバイスなどもされてるんですか。

木村 そうですね。結果が出た後に1時間のセッションっていうのをオンラインでやっていて、その時に特にどこを聞きたいですかみたいなやり方をしています。セッション前に結果資料のデータをLINEで送らせていただくんですけども、それを見ていただいた上で、ちょっとピンとこないところとか、もっと詳しく聞きたいところっていうのを掘り下げてお話しさせていただいてます。

 

ー それは「R」の人はこう、「D」の人はこういう傾向があるっていう、今までのご自身のセッションの経験の中でと、あと実際に「R」はこういう傾向があるというデータからアドバイスをするっていうことですね?

 

木村 そうですね。そのアドバイスをすると同時に、そういう方達とお話しさせていただくことが、また一つのデータになるんですよね。こういう風に考えるからこういう行動にでるのか、とか。
なので私も学びながら、コミュニケーションを取りながら、また情報頂いてるみたいな感じですね。

 

ー なるほど面白いですね。ちなみに木村さんはどのタイプですか。

 

木村 私はですね。この「D」です。日本で一番多いタイプにはなります。

 

ー そんな木村さんが普段、特にご自身で何かこういうことは気をつけてるとか習慣的にこれはやってる、これはやらないようにしているとか、何かありますか。

 

木村 仕事をする上でですよね?私のタイプは一度に沢山のことができないタイプなんですよ。マルチタスク、シングルタスクというのがあると思いますけど、桑名さんも弥生タイプですね、上の「R」と「D」はシングルタスク派になるんですね。でも、なので同時並行で一気にやろうとするよりも、実は一個一個終わらせていた方が、結果効率が良かったりするので、それはあんまり同時に抱え込まないようには気をつけていますね。(図参照)

 

ー なるほど。桑名さんシングルタスクってお話がありましたけど、ご自身でどうですか?

 

桑名 はい、そうだと思いますね。もう色々できません。
だから執筆中は切り替えられないので、本を書くの僕は夜中なんですよ、他の仕事が来ない時間。夜中やるしかなくて、他のことをやりながらとかできないですよね。

 

ー でも、YOUTUBEの動画、セミナーとか定期的なTWITTERとか配信も含めてすごくこう一個一個を確実に毎日続けられてるじゃないですか。今回の本が潜在意識書き換えルーティンですけど、その前もルーティン。何かルーティンって言葉が桑名さんの中の一つのキーワードだと思うんですけど、それは何か「R」の人の特性なのか、桑名さんの特性なのか、その辺はどうですか?

 

桑名 さきほど診断してもらって、まあコツコツとやるのが得意みたいなそういうことを言われたのと、僕も決めたルーティンがあって、それは大して苦にならないのはそういうことなのかなって思いました。

 

木村 そうですね。特にルーティンっていうのが実は「R」の方のキーワード的なもので、ルーティンをするのがとても得意なタイプなんですね。で、先程ちょっとお話しした時にルーティンができない人がいるけど、何でだろうっおっしゃってたんですよね。でも、逆に「R」だからできるっていう一つの「R」の特性でもあるので、その続け方がその10年単位とかで「R」の方って同じことを続けたりできるんですよね。で、見てると桑名さんの本とかも読ませていただきましたけど、そこまで厳しくないんですよね。毎日必ず一回も休んじゃダメとかっていうよりかはちょっと緩やかなルーティンっていう形なんだなって感じました。「R」の方とお話しすると、わりと皆さん、そういう緩やかに何年も何年も続けるっていうスタイルを取っておられるので、まさにお得意なものを本にされてるなという印象を受けました。

 

ー ルーティンがキーなんですね。

 

木村 そうですね、はい。「R」の方の特徴ですね。

 

ー桑名さんからすると、コツコツルーティンを木村さんがおっしゃったみたいに厳格ではなくて、若干緩くていいんだから簡単にできるでしょっていう、と桑名さんはすごく思っていて、え?何でできないの?っていう風に多分色んな方を見て思われることあると思うんですけど、今後これはDNAのせいなのかな、ってちょっと優しくなれるかもしれないですね。

 

桑名 でも、商売においてもコツコツやった方が絶対自分にとっていいことがいっぱいあって、それの方が信頼関係できるっていう結果の為、結果から逆算するとそうなるしなっていう部分もあるんですよね。自分がコツコツできるというのはもちろんあるんですけど、そうしないと稼げないって。僕コンサルをやっているので、稼げないとダメという面もあるじゃないですか。なのになぜコツコツをしないのかなって思います。

 

ー 何でしないのかということではなく、ですね。
でも、例えばそのルーティンがすごい苦手なタイプとかもいるわけですよね。

 

桑名 確かに、それはいい研究材料ですね。

木村 そうですね。(笑)

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