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Vol.8

Vol.8

『男女格差と波動格差』

格差を超えるためにできること

ジェンダーギャップ・レポート 2023というのが6月に発表になりましたが、日本のジェンダーギャップ指数は、146か国のうち125位(2022年は116位)。「政治への参加」における指数は世界で最も低いレベルの138位でした。

(興味のある方は、こちら(https://jp.weforum.org/press/2023/06/jenda-gyappu-repo-to-2023-surujenda-made131/)を参照してください。このサイトからレポート全文(英語)も見れます)

なぜ、こんなに格差があるのか、ということを論じるつもりはありませんが、男女格差について僕が感じていることと、波動格差についてもお話しします。

Vol.8

男女格差は男性も辛い?!

男性の立場からと、経営者をサポートする立場からと二つあります。究極的に言うと男女格差・不平等についてはもう相互理解しかないとは思っています。女性の地位が低い、女性のスキルが生かされてない、と言われますが、一方では役職につきたくない、大変な管理職にはなりたくない、という意見も一定数あるのではと思います。なので、女性役員を増やそう、女性の管理職を増やそう、という数字合わせのような風潮はちょっと違うな、とも感じています。

男性主導の社会が当たり前という時代に、男性は、全てのエネルギーを仕事に注ぎ、家庭は女性に任せてプライベートや仕事以外のことを犠牲にしても仕方がない、と思われてきました。かつての僕が会社員時代に受けた過度のプレッシャーやストレスも、仕事をする上では避けられないこととして受け入れなくてはなりませんし、そこから逃げることは認められないという風潮もありました。仕事第一で頑張って頑張って、その結果定年退職後に、離婚され孤独になって、病気になる男性がいるのも事実です。社会で活躍する上で、悔しい、辛いという思いを抱くのは女性だけではなく、男性も働く上では同様に感じていると思うんです。なので、ここは発想の転換をしたらいいと思っています。もっと男性が働きやすくするために女性に頑張ってもらおう、もっと男性が自分の時間や人生を楽しむために女性に頑張ってもらおう、もっと男性が子供や家族と過ごす時間を持つために女性の能力やスキルを活かそう、というのが双方にとって公平な考え方のように感じています。女性の社会進出を阻むのではなく、男性が人生を豊かに生きるために女性のパワーを活用しよう、という方向になれば、相互理解が生まれると僕は思っています。

波動にも格差がある!

また、女性だから、男性だから、というジェンダーの問題ではなく、特に今、「楽したい、楽して生きたい、楽して稼ぎたい」という人が多いのも気になっています。男性でも出世を望まない、このまま低空飛行でも安定が一番という人もいます。そういう考え方が良いとか悪いとかという議論以前に、そういう考え方、生き方が波動の強さに影響しますよ、ということに注目してほしいんです。負う責任と波動の強さはリンクするんです。少し前にメールやLINEでメッセージを送っていますが、僕たちの人生はある意味で「責任を負った者」は波動が強くなり、人よりもたくさんのものを手に入れられるようになっています。幸せや豊かさも。

そして責任には段階があります。

 

1.自分で自分の人生の責任を負う

2.複数の人の人生の責任を負う

3.組織の責任を負う

4.社会の責任を負う

5.世界の責任を負う

 

責任の度合いが大きくなればなるほど、手に入れるものも、失うものも多くなります。どのレベルがいいとか悪いとかではありません。「自分がどこを望むか?」です。

これをいうとショックを受けちゃう男性もいるので、あまり言わないようにしてますが、結婚してる人としてない人では波動の強さが違うんです。社員と経営者でも波動の強さが違うんです。残念なことに、自分の責任さえも他人に転嫁する人も多いですよね、最近は。自分の人生の責任、大切な人の責任、慕ってくれる人の責任というように段階があるんですけど、その責任を負いたくない人が増えています。それでもいいけど、思い通りの人生、自己実現はないですよ、ということなんです。

女性としての圧倒的なパワーが社会を変える!

日本に根付いている男社会の構造は、なかなか変わらないですね。

ビジネスのシーンでも、男性同志で暗黙の了解がとれてたり、根回しとか昔ながらのやり方を踏襲しながら自分たちのポジションを守っているような人たちもいます。こういう男性に女性が戦いを挑んでいくのはなかなか大変だと思うんです。社会問題ですし、抜本的な部分の改革が必要なので、時代が変わって少しずつ変化していくようなスピードでは難しいな、と感じています。特に日本のジェンダーギャップ指数で足を引っ張っている政治指数の低さ。女性の閣僚や官僚が少ないってことですね。今の日本の政治をみれば明らかですが。僕は以前は政治に関心を持っていたんです。自分が出たいとかそういうことではなく、何か世の中変わるには政治が変わらないと、そのためにどういう人が日本を変えてくれそうだろうかと注目していた時期がありました。が、違うな、無理だな、政治の世界、上からは変わらないと考えが変わりました。社会問題は扱っても変わらない。そのときに改めて志したのか、自分らしくたくましく生きていく人を増やそうだったんです。個人でたくましく生きる人を増やせば、どこかで、科学では臨界点と言いますけど、そこまで人が増えたら何か世の中が一気に変わるだろう、だから1人1人の個人に焦点を当てることを仕事にするようになったわけです。だから女性の社会進出の社会問題をどうこうしようとしてもなかなか難しくて、そうじゃなくて、志のある女性の皆さんが1人ずつ増えてくれたらいいなと思ってます。

経営者の立場でみると、会社側としては、この先、結婚して産休するんじゃないのか、結婚して辞めるんじゃないか、産休はもちろん取得して欲しいけど復帰してくれるのか、復帰しても、1年か2年したら次の子も生まれるんじゃないかなど、そういった不安は絶対あります。それに対して何かを言う経営者はいないです、賢い人ほど絶対に言ってはいけないことだとわかっているから。だから問題視はされないですけど、経営者にとってそこは大問題ですね。だから同じ能力だったら、結果として男性を採る、ということになってしまいます。

だからこそ、女性はそういう組織にしがみつかなくてもいい個人の強さを身につけたり、圧倒的に自分が優秀だということを示すとかいうことが必要だと思います。

 

僕がセミナーを始めた時に男性だけで運営しているのと、女性が一緒に運営してくれるのでは圧倒的に違うんですよね。会場の選択とか、参加する人に対する気配りが違う。こういう女性目線はすごく大事だと思います。

男性社会の中で女性が戦うと雄化すると思うんですよ。それは意味がないですね。ですから、戦うのではなく、女性としてのパワーを身につける方がいいな、と思います。女性だけに限らず見た目を整える、美しくあろうとすることで、メンタルも元気になりますから。特に女性が社会の中で生きていくっていうのはやっぱり男性よりもやっぱ悔しいことが多いと思います。でも、そこは仕方がないから、そう言ってしまうと元も子もないけど、それを超えても認めさせるぐらいの気概をもって欲しいと思います。

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