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Vol.10

Vol.10

『選択すること、決断すること。』

自分のビジョンにそっているかどうががキーになる。

何かを決める、何かを選ぶ時に、どう決めたらいいんでしょうか?と聞かれることがあります。自分らしい人生の実現のためには、自分で選んで自分で決めていくことがとても大切です。僕が日常的に何を基準にして、どう選択しているか、ということを少しお話します。

 

わかりやすい例でいうと、よく一緒に対談しませんか?とお声をかけていただいたり、仕事の依頼や相談もあります。こういう時に、まず最初に金銭的なプラスがあるかどうか?を考える人は多いと思います。もちろん、売り上げにつながるかどうか、ということはビジネス上では大切な要素です。でも、もっと大事なことがあります。それはたとえ金銭的なプラスがなくても、それを「選択する価値がある」かどうかを見極めることです。

Vol.10

●理念に合うかどうか、自分がどうありたいのか。

僕の会社は「自分らしい人生の実現」を経営理念にしています。そして、八福会には「私の人生こんなものではない」という理念に共感した皆さんが集まっています。つまり、その理念にそぐうのかどうか、合うかどうかというのが、何かを選択したり決断するときの大前提です。僕は恋愛相談は受けません。なぜなら、自分らしい人生の実現においては、恋愛は二の次じゃないですけど、主ではないですね。自分らしい人生の実現をサポートしている僕の会社で、恋愛相談を受けるというのは違うと思っているからです。

 

また、仕事の選択する際の基準の中には自分がどうありたいのか、ということを意識しています。その仕事の依頼をしてくれた人がどういう人かというのも大事ですね。極端な例ですが反社とか論外ですから。相手と共感できるようなポイントがあったり、その人が誠実な対応をしてるとか、そういうところは見ます。

 

その仕事を受けた後、何か次に繋がりそう、広がりそうといった感覚が持てるといいです。売り上げ的な数字だけではなくて、その仕事をやったことによって、こんな仕事ができるようになるかもしれないとか、いろんな人と出会えるかもしれないとか、何かそういうプラスの方向に派生する可能性があるものは積極的にやってみる、でもそれがマイナスの方向だったらやらない、という考え方もあります。コラボの依頼も多いですが、一度やってお互いにウィンウィンになるように考えて一緒に仕事ができる人ならいいですが、そうならないことも多いです。そういう方とはその後のご縁は続かないです。

ただ、もうこれはもうしょうがない部分もあるんですけど、お世話になった方からの依頼はNOとは言えませんね。(笑)

●選択は、あれこれ考えすぎるとダメ

こういうチャレンジとこういうチャレンジ。どっちを選択するかというときは、情報を集めて、最終的には自分自身でこっちを選ぶのがいい、と納得できる方を選んでいます。一見当たり前のことですが、こういう選択ができない人が多いです。考えすぎて選べなくなってしまいます。こっちを選ぶとこうなるかも、あっちを選ぶとこうなるかも、、、その結果、どうしたらいいかわからなくなる、そして時間がすぎていく、という感じです。

選んだ結果どうなるか?を考えて妄想してもキリがない。でも、自分がこれをやることで、家族にこういう影響があるかもしれないとか、社員にこういう影響があるかもしれないとか、そういうことまで考えてしまうんです。こうなると、自分自身が本来どうしたかったのかが完全に見えなくなります。迷路に落ちてます。

●味方になる『ブラックエンジン』の使い方

僕の場合は、選択で迷うというより、YES or NO、やるかやらないか、で迷うことが多いです。ただ、うまくいくかどうかわからないけど、やらないと、何も変わらない、という事はいつも考えるようにしています。なので、やった後であの時やめておけば良かった、と思わないように自分の決断を後押しするように自分で努力しますね。なんといっても決めない事が一番の損失です。

現状を変えたくても決められない、選べない、だから現状が変わらないという人も沢山います。そういう人にお伝えしたいのが、「やらないとどうなってしまうかを想像してみよう」ということです。これは、ブラックエンジンですが、決して悪いわけではありません。

やらない=現状維持 → 受け入れ難い → やるしかない

ただ、この現状の基準が人によって違います。経済力、仕事力、専門的な能力など、低くてもいい人もいれば最低ラインが高い人もいます。低いのが悪いとか高いのがいいということではなく、一人一人の基準をベースに少しでもより良い方向に変えようという意識や気持ち持つことが重要です。僕の場合は、結構この基準が高いんです。絶対にイヤとか受け入れられないということがいっぱいあります(笑)。だから、踏ん張りが利く部分もあるのかもしれません。学生時代の受験もそうです。上のクラスの学校に行かないと自分の人生にとって実現したいことが実現できなくなってしまう、それは絶対にイヤでした。イヤだから頑張る(笑)。ものすごいブラックエンジンのモチベーションアップです。

●シンプルで合理的な考え方

上手に生きようというのが僕のベースにあります。どういうことかというと、きわめて合理的に考えて選択して決断していくと、上手に生きることにつながっていきます。例えば、これはやった方が絶対自分にメリットがあるとか、こうやった方がプラスになる、こうしたらマイナスしかない、といったことを考えて僕は色々な選択をしています。やりたくないとか、めんどくさいとか、自分の感情的な部分は関係ないんです。合理的に考える論理的思考が大事です。

 

Youtubeでも伝えていますが、これからの時代に必要な能力は「読解力・文章力」、これコミュニケーションの基本です。メールやSNSをはじめ、コトバを通じた意思疎通、自分の考えを伝える、相手の意見を聞くなど、ビジネスでもプライベートでも普通に行われています。ところが、ここで相手の文章を理解する読解力、自分の考えや思いを伝える文章力がないと、誤解がうまれてしまいます。では、そうならないためには何が必要か、というと論理的思考なんです。相手が話していること、書いていることの根底にあるものをしっかり理解することですね。

実は、僕、学生時代に数学を国語力で解いてたんですよ。数式の裏にある論理を理解すると数学は面白いんです。数学ー読解力ー文章力ー論理的思考、繋がっていますね。(このあたりのお話はまた次回あらためて深掘りします。)

●論理的思考が選択や決断の要

選択も決断もこの論理的思考を身につけていくと、すんなりできるようになります。僕は、「続けるだけで9割の人に勝てる」ということをよく言います。これはきわめてシンプルで合理的な考え方なんです。何も特別なことをしなくても、続けていれば必ず結果がついてくるわけですから、要は続けるか続けないか、の決断をシンプルにやっているだけです。

ところが、この論理的思考の邪魔をするのが、『感情』です。頭ではわかってるけど、気持ちが...というフレーズを聞きます。感情は一旦横に置かないと論理的に考えて選択や決断はできません。デイトレードなど、投資で成果を上げている人は能面のような顔をしていう人が多いような気がしています(僕の私見です)。トレードは、ルールに従ってやれば一勝九敗でいい。負けるときの損切のルールをしっかりとつくり、九敗の損失を最低限に抑える。ただ、その九敗のときに、ほとんどの人はもう感情が追いつかなくて、ルールを破ってしまうんですよね。結果、大負けするという。これと同じことで、決断すべき損切りすべき時にしないから損失が拡大してしまう、一方そこで感情に流されない人は、すぱっと切れる、損ぎりできるんですよね。そうやって損をするときに損失を最小限にし、勝てるときに大きく勝つんです。

論理的に考えていくと、必然的に選択肢はひとつに収束していくはずなんです。

●得体の知れない不安には自分なりの対処法を

選択をする際に、上手くいかなかったらどうしよう、と迷って決められない人も多いですね。この解決法もシンプルで、うまくいかなかったときのことを想定して、対処法を決めておけばいいんです。もしも、お金稼げなかったり、収入の不安があれば、日雇いをやれば、アルバイトすればいいとか稼ぐための対処を決めておけば、最悪こういう方法もある、とどこかで腹を括る覚悟ができます。でも、それを自分自身で受け入れられないのであれば、頑張るしかないということです。得体の知れない将来の不安をどれほど考えても選択はできないわけです。失敗や恐怖が少なくなれば、感情にとらわれず気持ちが楽になって、合理的に選択できるようになります。

 

●できるかどうかの不安への対処は、できるように頑張るだけ

次に決められない人で多いのは、できるか、できないか、で迷ってしまうパターン。X(旧ツイッター)でもつぶやいたんですけど、数ある質問の中ですごい疑問に思うトップクラスの質問が、「今は00歳なんですが、今からでも間に合いますかというもの」なんです。「その年齢かぁ、それは無理です」って言ったらどうするのかなって思うんです。今からでもやるしかないんだからやればいい。シンプルにできるかできないかじゃなくて、できるように頑張るだけ。できないことを想像すると、その状態をイメージしたらイヤだし、受け入れがたいのであればやるだけです。

 

いろんな人との出会いで影響受けたり与えたり、そいういう中で自分でもできるかも!という出来事に出会えたら、自信もついて一歩踏み出していく選択や決断ができるようになることもあります。八福会もそういう出会いがある会になればいいなと思います。

みなさんで一緒に、自分らしい人生の実現のために必要な選択と決断をしていきましょう!

●選択の基準は自分のビジョン

そうならないためには、やはり経営理念に戻って、それをベースにした将来像、ビジョンを立てて、そのビジョンの実現には、どの選択がいいのかということです。企業の経営理念を個人に置き換えると「自分らしい人生の実現」です。自分のビジョンです。

選択する内容が難しいとか簡単ということではなく、ましてや損得勘定でもなく、そのビジョンが実現するための選択かどうかです。つまりは、本当に何をしたいのか?それに合っている選択なのかどうかということです。

でも、そんなに自分本位に考えても選択できない、人に迷惑かけることになるかもしれない、という見方もあります。ところが、これがどうどうめぐりで選べない、決断できない人の典型的な思考回路です。大事なのは、自分がどうしたいか、その次に人に迷惑をかけないようにどうしたらいいかを考えて、できることを先にやるんです。家族、友人、社員など関係する人たちに自分の思いを伝えて理解してもらうことが必要ですね。その結果、周りの人たちが応援してくれたり支えてくれるようになることもあります。

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